「急に画面が消えるんです」とお電話がありました。
使っていて作業がのってくると、突然真っ暗になってしまうそうです。早いときだと5分くらいでダメなこともあるらしい。
で、電源を強制的に切ってもう1回入れ直すか、ちょっとパソコンを動かすとまた画面が出てくるそうです。
「もう、不便で、不便で」
お気持ち、よくわかります。。。翌日お伺いすることになりました。
さて、お客さま宅で症状を確認。
ノートパソコンを起動して、いつものように作業を始めていただくこと、ものの数分。突然、画面が「プツッ」と暗くなりました。
ノートパソコンは蓋(モニタ部分)と本体をつなぐヒンジの内部に線が通してあるので、そこが断線したり接触が悪くなることで映りが不安定になる、というトラブルがちょこちょこあります。
でも、今回はキーボードしか触っておらず、モニタには一切手を触れていません。お話どおり、パソコン自体を少し動かすと、画面が出てきます。
あれこれ触って調べた結果、原因はこちら↓でした。
画面のちょうど真下にある、小さなポッチ。
蓋(モニタ)が閉じたことを検知する、プラスチックのスイッチです。
このスイッチが誤動作して、蓋を閉じていないのに閉じられたものとして、画面を消すようになっていました。
壊れたスイッチは交換するのが修理としては王道なのですが、今回は
「画面が消えなければそれでよい」
ということでしたので、お客さまと相談のうえスイッチ部分の機能を止めてしまうことに。
修理にもいろんな方法がありますので、お気軽にご相談くださいね。