電源が入らないんです、とデスクトップパソコンを持ち込んでいただきました。
電源を入れるとPOWERランプが一瞬点いてファンが動くのですが、ほんの一瞬のこと。すぐに電源ランプも消えて、ウンともスンともいわなくなります。
こういう場合、私たちはパソコンの中を開けて、いくつか部品のテストをします。
結果、今回の原因はこちら↓でした。
マザーボードについている、コンデンサ。
小さな乾電池みたいな形をしている部品で、電気を一時的に蓄えたり放したりするものです。
今回は一部のコンデンサが劣化して、液漏れを起こしておりました。
コンデンサが膨張したり液漏れ・破裂すると、マザーボード自体が正常に動かなくなるので、今回のような電源が入らないといったトラブルの素になります。
コンデンサの劣化は、マザーボードの寿命。
マザーボードを新品に交換して、起動OK無事、修理完了となりました。
余談ながら、電源系のトラブルの場合、データの入っているハードディスクは無事だったりします。
ある日突然パソコンがウンともスンとも言わなくなると結構焦ると思いますが、落ち着いてまずは修理に出してくださいね。
データはそのまま、残ってますから!