近年よく耳にする「クラウド」という言葉ですが皆さんはご存じですか
「クラウド」とは英単語としての意味は「雲」ですが、IT業界で使われる「クラウド」はまた少し意味が違ってきます。
いつでもどこからでも見える「雲(クラウド)」はいつでもどこからでもアクセスできる「場所(クラウド)」としてITの世界では使われるのです。
たとえば有名どころで言えば「Gmail」や「Yahooメール」などが挙げられます。
これらはインターネット環境さえあればいつでもどこからでもアクセスすることが可能なクラウドサービスの一つです。
他にも「フォト蔵」や「YouTube」、オンラインストレージ系もクラウドサービスにあたります。
これらクラウドサービスはもはや今の生活からは切り離せないものとなっていますが、ある日突然これらのサービスにアクセスできなくなったらどうなるでしょう
先日、この問題が現実に起こりました。
今回問題になったのは「ファーストサーバ」という会社が運営していたクラウドサービスでした。
この会社は他の企業の顧客名簿やオンラインショップ、ホームページなどの管理向けにレンタルサーバを提供するサービスを行っていました。
簡単に言うとお店や倉庫を作るための土地の貸し出しですね
サーバ上にホームページなどを置くとインターネット上から誰でもアクセスができるようになります。
顧客名簿などを置けばいくつもある支社から名簿のあるサーバ1カ所にアクセスすれば見られるので各支社ごとに自前でサーバを立てる必要もありません。
さて、この便利なクラウドサービスを多くの企業が利用してきましたが今回大きな問題が起こります
ある日突然このサービスが使えなくなったのです
このサービスを利用していた方々はすぐに提供元のファーストサーバに問い合わせましたが返ってきた返答は「現在障害が発生しているため復旧までお待ちください」というものでした
ですが復旧されないまま数日後、「サーバ内のあらゆるデータが消失し、復元は不可能と判断しました」という告知が…
そうです
預けていたデータがある日突然なくなってしまったのです
メールデータも顧客情報もホームページも何もかも…
当然バックアップされていたはずなのですがそのバックアップデータもすべて消えてしまうという大惨事…
利用者のなかには小林製薬株式会社や海遊館、ロフトや109シネマズ、サイボウズなどの大手企業も多数含まれていたとのことです
それらの顧客データやホームページなどがすべて消えてしまったのです
結局復元作業のかいもむなしく、ほぼすべてのデータは復元すらできずに失われてしまいました
…実はこの危険性、何も今回のこの問題だけに限った話ではありません。
私たちが日頃使うEvernoteやGmail、Yahooメールでも同じことが言えます
最近のスマートフォンなんかはGmailを利用したりGoogleのサービスを利用するものが多いですが、もしそのメールデータやアドレスデータが会社のミスで消えてしまったとしたら
Googleのカレンダーサービスで仕事のスケジュールを管理していた際にそのスケジュールが全部消えてしまったとしたら
クラウドは便利な反面こういった危険性もはらんでいます
預けていたデータが失われてしまった場合は自己責任になってしまうことが多いのです
こんなリスクまで考えてクラウドサービスを利用している人がどれだけいるのかという話になってしまいますが、今回はそのリスクが現実のものとなったのです。
これからはデータの管理の仕方も考えていかなくてはなりません
ただ、単純にバックアップといっても何をどうバックアップす
ればわからないというのが正直なところ多いと思います。
手でコピーするのか、何かソフトを使えばいいのか…などなど。
もしそういったことでお困りでしたらその時はTNKにお任せください
お客様の利用方法や状況に応じて最適なバックアップ方法をご提案させていただきます
また、その後もお客様がご自分でバックアップが行えるようにバックアップ方法の指導などもさせていただきます。
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