Vista・7でDVDが再生できない
「DVDビデオを再生できません。Windowsの画面設定を調整する必要がある場合があります。コントロールパネルの画面設定を開いて、画面の解像度および画面の色を設定をより低くしてください。」
今回はこんなメッセージが出るお客様の症例です。
…確かに上記のメッセージが表示されて再生はできません。
XPではDVDの再生に関しては外部のソフトをインストールする必要があったのですが、Vista・7に関しては標準の機能でDVDの再生や書き込みができるようになっているはずです。なのになぜか再生できない・・・
機械の検査では全く異常ありません。
DVD自体も他のパソコンでは再生できるので異常は無いと思います。
さて、何が原因だったのでしょうか?
実は今回のこれは「インテルグラフィックスメディアアクセラレーター」と呼ばれるドライバ(パソコンが正しく動作するために必要なファイル)のバージョンが古かったことが原因でした。
なので新しいバージョンのものをインストールすることで一発で解決! となったのですが………
なぜこのようなことが起きるのでしょうか?
今回のお客様でもそうですが、もともとは再生出来ていたものが急に再生できなくなると普通は機械の故障を疑います。
ですが、今回は機械の故障ではなくソフトウェア上の問題でした。
この問題が引き起こされる原因ですが、今回はバージョンが古かったためでした。
DVDや動画というもとはどれも同じに見えて実は中で使われている技術が異なります。
画質や音質をよりよくするために常に新しい技術が使われているのです。
そのため、DVDを再生するために必要なドライバもその最新の技術に対応させるためにバージョンを新しいものにしてあげる必要があった、というわけです。
いつまでも古い知識のままではダメってことですね
…しかしVista以降のパソコンではこういうグラフィック関係のトラブルが多いように感じます。
OSが新しくなることでグラフィックが綺麗になる分、そこに負荷も掛かってトラブルのもとになりやすいのかもしれませんね。
今回はドライバというファイルが原因でしたがDVDドライブ自体の不具合や故障も大いに可能性がありますし、再生ソフトやWindows自体の問題が原因ということも考えられるので、困ったことが起こった場合は迷わずお持ち込みください!
TNKでは機械的な故障でもソフト上の不具合でも修理いたします!